土曜日から降り始めた春の雪は、日曜日の朝には10センチほど積もっていました。まだ、ふわふわと漂うように雪が降る中、窓から見える電線に７、８羽のキレンジャクがとまっているのが見えました。キレンジャクはユーラシア大陸からの渡り鳥ですが、毎年必ず日本へ渡ってくるわけではないらしく、バードウォッチを趣味としている方達の間では、観察できた年は幸運の年として、人気の鳥でもあるようです。私も、写真などでは見たことがありましたが、実際の姿を目にしたのは初めてで、その冠羽のりりしい姿とチャームポイントである尾羽の黄色が何とも可愛らしく、しばらく眺めていました。 　昼間、日当たりのよい庭先では、あっと言う間に雪は解け、福寿草が黄色い花びらに太陽の光を一身に浴びていました。タンポポ、菜の花やパンジー、春を告げる黄色は、皆に元気をくれる色のような気がします。今度の地震で被害を受けた地域にも、時間がかかってもまた花は咲き、秋には種を実らせることでしょう。みんなが、春のこの温もりを感じ、自然と元気になれる日が、必ず来ると信じています。