久しぶりに帯広を訪れた友人達の希望で、十勝らしいものが食べられるお店に行ってみました。ここで学生時代を過ごした彼女達ですが、帯広を訪れるのは数年ぶりということで、街並みの変化や同じく帯広を離れてしまった友人達の近況など、話が尽きることはありませんでした。 　懐かしい話のお供には、十勝のバターで焼いた旬のアスパラ、足寄産の大きなしいたけ、長芋の天ぷらに山わさびをのせた冷奴などなど。どれも運ばれてくるたびに「おいしい！」と大感激の様子。あまりの喜びように気を良くしたご主人から、最後に帯広のお菓子の差し入れまでいただいて、大満足でお店を後にしました。 　アスパラもしいたけも長芋も、学生時代にも何度となく口にしていた食材だったろうと思いますが、時を経て味わってみて、改めてその美味しさを確認したようでした。長くここで暮らしていると、その感動も忘れてしまいがちになりますが、安全で美味しいものが人を幸せにできる、ということを、本当はもっともっと誇りに思っても良いのかもしれません。

2012年４月23日

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