今年は、９月に入ってからも残暑が厳しく、これが本当に北海道かと思うような蒸し暑さが続きました。観測データからみても今年の北海道は「異常気象」だったそうです。 　その暑さもお彼岸を境にぴたりと収まりました。暑さ寒さも彼岸まで。まさにその通りで、先人達の経験則には本当に脱帽です。 　朝晩の気温がぐっと下がり、すっかり秋らしくなった空気が体に心地よく感じられます。冬から春、夏から秋と、季節の変わり目は草木の色も香りも一段と強くなり、私たちの五感を刺激します。私たちの体はこの刺激を受けて、夏や冬の厳しい季節を前に、自然とやる気が出たり活動量が上がったりするようにできているのかもしれません。 　さて、北海道が出発点の紅葉前線は、大雪山系の７合目付近までゆっくりと降りてきています。長引いた暑さのせいか、例年より色付きが弱いようですが、白い季節に入る前に、是非とも鮮やかな景色を見せてほしいと期待しています。

2012年９月24日

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