好奇心と警戒心
先月、我が家の庭先に高級キノコが生えました。アミガサタケです。高級キノコと聞いて思い浮かぶのはトリュフぐらいしかなかったのですが、ヨーロッパではそのトリュフと並ぶほどの高級キノコなのだそうです。
そう聞いたらやはり、食べてみたい気持ちもうずうずしてきてしまいます。会社でこの話をしたら、是非とも食べて食レポをしてほしい!とも。でも、生食すると中毒を起こすと聞けば、好奇心と同じくらい警戒心もあります。毎日のように、あの独特の容姿のキノコを眺めては、どうしようかとしばらく悩みました。が、今回はやめることにしました。「ここでこのキノコを採ってしまったら、来年は生えてこないかもしれない」という建前と対になる本音は、やはり警戒心です。
図鑑を見ても、間違いようのない姿だし、春に落葉の多い林床に生えるという条件もピッタリ当てはまるのですが、それでも食べて問題は無いという確信がもてなかったのです。あぁ~キノコ博士が近くにいれば・・・。そんなことを思いながら、じりじりとした春が過ぎました。
さて、季節は本格的に夏にうつろうかという夏日の月曜を迎えました。元気に花を咲かせ実をつけた我が家の落葉樹モミジは、隣家にも沢山の種を飛ばし、一斉に芽吹かせて私の肝を冷やしました。「そんなの気にしないで~」と言ってくれるお隣さんで良かったと心から思い、はたと、その方が以前は森林管理の仕事をされていたことを思い出しました。もしかしたらキノコ博士を知っているかもしれません。もし高級キノコがお墨付きになったら、来年はこのモミジの落ち葉が育てたキノコを持って、早々に挨拶に行こうかしら・・・。
