シジュウカラ語
朝、シジュウカラの鳴き声が響くようになりました。あぁ、冬が近づいてきたと思ったところで、はたと立ち止まりました。そう言えば、冬の終わりにも、シジュウカラの鳴き声で、春が近づいてきたなぁと感じていました。これいかに・・・しばし考えて、ひとつ思い当たりました。渡り鳥たちが通過する少し前、季節を告げる鳥たちの声が途切れる、短いひとときなのかもしれないと。今は、夏鳥たちが先に南へと去り、北からやってくる渡り鳥たちを待つ時間です。そして、春が近づいてきたころには、この逆になります。夏鳥たちの声も、冬鳥たちの声も遠い今の時期が、つかの間、シジュウカラたちの独壇場なのでしょう。
さて、静かな街に響いてくる、なかなか自己主張のある声を聞きながら、少し前に読んだ動物言語学の本を思い出していました。日本のシジュウカラは言葉を話すと、世界中の研究者の間で話題になったテーマのものです。もしかして、今がそれを検証するチャンスなのでは?この後、寒さが厳しさを増すにつれて、シジュウカラは、ヒガラやハシブトガラなどと混群をつくるようになります。そこにシマエナガが加わることもあります。彼らは異なる種の鳥たちの言葉もお互いに学習するのだと、本には書かれていました。他の鳥たちの言葉が飛び交い、会話が複雑になる前に、まずはシジュウカラ語をおさらいして、彼らがどんな会話をしているのか、今度はじっくりと耳を澄ませたいと思います。
