君だけ!?
今年もヒマワリが咲きました。植えられる場所がとても狭いので、今年は草丈が膝上ぐらいにしかならないミニヒマワリです。種を蒔くのが少し遅かったこともあり、今やっと、花が咲きそろった頃です。休日の昼間、日陰で涼みながら「元気いっぱいでいいね〜」などとまぶしく眺めていましたが、はたと気づきました。一本だけ、他とは違う方向を向いている花があると。ほとんどの花は東を向いているのに、この一本だけ南を向いています。いや、むしろ、今、太陽を向いているのが君だけ!?
ヒマワリが、なぜ太陽を向くのかを知らないまま大人になっていた事実に、まさに気づかされた瞬間でした。プールや探検ごっこに明け暮れて、夏休みの自由研究の宿題を、登校日直前のぎりぎりに、やっつけ勉強でやり過ごしてきた付けです。慌てて調べてみると、ヒマワリが太陽を追いかけるように向くのは、オーキシンという成長ホルモンの作用によるもので、体の発育の盛んな時期を過ぎると(花が咲き始めるころ)、もうその動きは止まってしまうのだそうです。
つまり我が家のヒマワリは、ほとんどが東を向いている時に花が咲き始めて成長が止まり、今太陽を向いているように見えているこの一本は、南を向いている時に花が咲き始めて成長が止まったということなのでしょう。でも、なぜ1本だけ南?なぜ大多数は東??多くのヒマワリが東を向いて咲いている理由もいくつか挙げられていましたが、なんだか釈然とするようなしないような・・・。新たな課題がでてきて、結局、8月の末もぎりぎりに、自由研究の延長戦だなんて、三つ子の魂なんとやらです。
2021年08月30日
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