今年も鳴いた
昼は夏日を超す暑さになる一方で、朝晩は10℃を切るほど冷え込む日が出てくるようになりました。朝の寒さに服装を合わせてしまうと、昼は汗だくになってしまいますし、昼の高温に合わせてしまうと帰る頃には震え上がってしまいそうになります。
カッコウが鳴いたことを確認したこの週末は、待ちに待っていた枝豆の種を撒き、寒さに弱い夏野菜たちの苗を植えました。今年は少しカッコウも鳴き始めるのが遅かったかな~?と思っていたら、ずいぶんと急かされるように「カッコー、カッコー、カッコーッ」を速いピッチで連呼していました。鳴き声でも後れを取り戻そうとしている?と勝手に解釈して、楽しくなります。
何年か前に目撃して密かに衝撃だったのは、カッコウが飛びながら鳴いている姿でした。山の中腹を結構なスピードで、「カッコー、カッコー」と鳴きながら真っ直ぐ横切っていきました。あののんびりとした声の様子から、彼らは枝に止まって優雅に鳴いているものとすっかり思い込んでいたため驚いたのですが、そもそもは縄張りを主張する鳴き声でもありますから、侵入者を追い立てたりする場面もあるのでしょう。そのような時には、飛びながらの連呼になるのかもしれません。
人間の世界でも、怒っていてもどこか愛嬌がある人というのも存在しますが、鳴き声に限って言えば、鳥での愛嬌代表はカッコウかもしれません。彼らがライバルと対峙している時でさえ、私たちは「のどかだな~」とその声を聞いているのですから!