ローリングロールズ
十勝移住2年目の社員は、普段は社内での仕事が中心のため、たまの現場への道中の景色が気になり、同行する道産子社員にいろいろと教えてもらったそうです。先週の学びは「ロール」とのことで、ウシなどの寝藁になる「麦稈ロール」と、白や黒のラップに包まれた餌になる「牧草ロール」の大きく2種類があると知って、へぇ~となっていました。
そんな会話を聞いた週末、郊外の道を走っていると、彼らの話のとおりあちこちがロール畑と化していました。少し前までみっしりと黄金色に実っていた小麦は全て刈り取られ、その代わりに麦稈ロールが出現です。作業段階の違いなのか、作業者の好みの違いなのか、できあがったロールは整然と一列に並べられているところもあれば、向きはバラバラに置かれているところもあり、畑によってさまざまです。でも、私はこんな角度が好きかもしれない、と思ったのが写真の並びです。まるで転がりながらロール同士が競争しているように見えます。横に並んでみると実際のロールの直径は身長より大きいですし、重さも300kgほどあるそうですから、本当に転がったら危険極まりないのですが、でも転がりそうに見るのが楽しいですね。
刈り取られた小麦の畑を中心に据えると、すっかり初秋の景色のようにも見えそうですが、まだ7月下旬です。続いていた酷暑が一旦落ち着いて過ごしやすくなった今のうちに、夏の景色を存分に楽しみたいですね。